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*kkさんの自転車ミュージアム第5弾*

2012.10.02.11:05

毎度好評いただいています「kkさんの自転車ミュージアム」第5弾です。

今回は

「Masi Gran Criterium 1974~5年頃(レストア車) 」

です。


***以下、kkさんご本人による解説より***

ミラノのMasiは、60年代、70年代に多くの一流選手に愛用されました。その代表はエディーメルクスでしょう。アマチュア時代からMasiを使い、70年代前半にメルクスが所属していたプジョーチームで使用されたロードレーサーはプジョー製ではなくMasi製だった事は広く知られています。

Faliero Masiが興した工房で、50年代からプロチームにフレームを供給して、モデルとしてはSpecial(60年代)とGran Criterium(主に70年代)がエポックメイキングの傑作と言われています。
コルナゴやデローザ等のイタリアン チクリがMasiのフレーム工作から多大な影響を受けている事は間違いありません。

Falieroは、70年代初頭にアメリカで起きたサイクルブームで、アメリカ人のパトロンにMasiの商標を譲ります。アメリカで生産するためにFaliero自身もアメリカに渡りますが、有能なフレームビルダーMario Confenteも送り込みました。多くのアメリカ製Masiフレーム(ロードレーサー)はConfenteの監修のもとで製作されますが、一部の選手用?に少数ですが彼が直々に制作したフレームが有ります。ですから当時のモデル、Gran Criteriumは、イタリア製とアメリカ製の両方が存在します。しかし、Confenteは79年に心不全で34歳の若さで他界してしまいます。彼の製作フレームは非常に数が少なく、アメリカ人の愛好家の間で現在も高値で取引されています。(一説には6000ドル以上!)

その後、アメリカでのMasiの商標は次々と人手に渡り、現在はBMXのHaroが使用権を持っていてMasiを販売しています。これらの製品は残念ながら全くの別物で、オリジナルの面影は微塵もありません。

Falieroは80年代初頭にミラノに戻り2000年にこの世を去ります。
一方、ミラノに残った息子のAlbertoは、Prestige、オーバーサイズパイプと内ラグを使った3V Volumetrica、Tig integral等の意欲作を生み出します。しかし、小さな工房であり現在も細々と製作していますが、後継者も無く70歳を超えているので消えていくこととなるでしょう。

このGran CriteriumはAlbertoの製作です。アプリコカラーのワインレッドとフレームのポイント箇所にイエローを配色しています。トップチューブのブレーキアウターバンド止め、ブレーキキャリパーの取り付けナット露出、カンパニョーロのロングロードエンド等の工作から1975年以前の製作でしょう。

特徴はラグとBB下の肉抜き、手曲げの優美なフロントフォーク、2段肩フォーククラウン、クロウシートステイの蓋は窪んだ形状等です。パイプは当時のイタ車御用達、コロンブスSLではなくレイノルズ531(マンガンモリブデン鋼)を使っています。

部品もカンパ レコード、ヌォーヴォ レコード(Patent 74)の当時モノでMasiにて手を加えられた物を使って、なるべくオリジナルに忠実に仕上げました。


Masiについては福岡の方が詳しく紹介しています。
http://godzzi.net/masi-top01.htm

仕様
フレーム&フォーク:レイノルズ531 C/C 530mm Top 555mm
ヘッド小物:カンパニョーロ レコードITA
BB: カンパニョーロ レコード ITA
Wレバー:カンパニョーロ レコード直付 肉抜き加工 アウター受け付旧型
FD: カンパニョーロ レコード 初期型(通称:ナメクジ)
RD:カンパニョーロ ヌォーヴォ レコード Patent74
クランク:カンパニョーロ レコード170mm PCD144 74年製 アウター:53T(スーパーレコード) インナー42(レコード) 
ブレーキレバー:カンパニョーロ レコード 初期型(深曲り) 穴あけ加工
ブレーキキャリパー:カンパニョーロ レコード 初期型(ラージタイプ)
シートポスト:カンパニョーロ レコード 27.2mm 溝加工
サドル:チネリ ウニカニトール No2
ハンドル:ttt スーパーレジェーラ C/C40
ステム:ttt 100mm
リム:マヴック モントレー レジェ32h
ハブ:カンパニョーロ レコードSFQR 直型クイックリリース
ボスフリー:レジナ エキストラオロ 13-14-15-16-17-19 6速 ITA
チェーン:カンパニョーロ レコード9S(ノンオリジナル)


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当然のようにこのBIKEも実走可能状態で、当然のように自走でもってきてくださいました(^^


コレもまたボクがだいすきな自転車で、特にお願いして今月の展示車にしてもらったものです。


写真はピンぼけが多くてなかなかその美しさを写しきれないのですが、実物はコレ以上の輝きとオーラを放っています。

ぜひ一度ご覧になってください。







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